本の小口に
- 2019.06.10 Monday
- 09:11
本の小口部分です
本を閉じている時は、分かりませんが、小口部分を持って広がると「手書きの絵画」が出現です!!
この小口絵画を「フォア・エッジ画」と呼び様々なコレクションがあります
上は、1759年刊行の「チェスの分析」から(François-André Danican Philidor's Analysis of the Game of Chess)
小口とは・・
本の「のど」を除いた3方の辺のことをいいます。この場合、上の小口を「天」、下の小口を「地」といい、のどの反対側の小口を「前小口」もしくは単に小口といいます。狭義には、前小口だけをさします。
天だけでなく三方を金色に塗ったものを「三方金(小口金)」、マーブル模様をつけたものを「マーブル染め」といいます。また、辞書や事典などで半円形の切り込みを入れたり、各項目の一文字目を小口に出したものを「つめかけ」といいます。
さらに、製本の際に化粧断ちせずに、ペーパーナイフなどで各ページを切りながら読んでいくものを「アンカット製本」といい、この製本の小口を「アンカット小口」といいます。