ファッション画から
- 2011.09.29 Thursday
- 09:10
チャルズ・マルティン著『イギリスの民衆の服飾』1842年ロンドン刊行からのファッション画です。
こちらは、17世紀の男性のファッションで特におしゃれでダンディーな典型的なイメージです
2人の男性が描かれています
大きく描かれている人物は、ジェームズ・クラッグス(有名な政治家)です。
有名人の肖像画として油彩画も残っています
しかし、ジャケットの色は深紅で、手彩色画の方は、緑色ですので彩色をあやまったためと思われます
上の絵の右端には、手を振りあげているやはりダンディーな男性がいます
この姿は、俳優のコリー・キバーという
有名な大根役者がフォッピングトン卿の役を演じているところです
その演劇は、1696年から人気があった「The Relapse リラップス」にでてきました
博物画から
- 2011.09.28 Wednesday
- 09:01
レースモニター・トカゲ、別名オオトカゲです
体の網目が特徴的です
オーストラリアではゴアナと呼ばれています
フレデリック・ノッダーによる図譜です
フランスの本の装丁に使用されました。
- 2011.09.27 Tuesday
- 08:52
こちらでコレクションしている図譜をFlorilegius(フローリリージス)として、フォトライブラリーで画像の販売やお貸出しをしています。
先日、フランスで刊行された"1001 Secrets about Wine - 1001のワインの秘密"という本の装丁に手彩色銅版画の図譜が使用されました。
こちらは、オーストリアのG・T・ウィルヘルム『自然史対話』の中のブドウです
同じシリーズの図譜はこちらで紹介しています
12世紀のファッション
- 2011.09.26 Monday
- 08:51
ヴィクトリア・ベッカムのデザインした最新ファッションがこちらです
http://www.style.com/fashionshows/complete/slideshow/S2012RTW-VBYBECK?event=show2342&designer=design_house5895&trend=&iphoto=9#slide=9
青空にある三日月模様の生地です。
こちらは、12世紀のイギリスでジョン王の時代、王妃イザベルのファッションにも使用されていました。
ファッションには、何も目新しさはないのですね。
花のブーケ
- 2011.09.25 Sunday
- 09:18
きれいな花を集めてブーケにした小型の図譜です
ジェームス・アンドリュースは、イギリスのヴィクトリア時代を象徴した可憐でエレガントです
1853年ロンドン刊行 『外国の花々』からです
商品の詳細ページはこちらです
フルーツの図譜
- 2011.09.24 Saturday
- 10:17
ロバート・ホッグ著
『園芸家と果実栽培家』からいろいろなフルーツの図譜です
リンゴやサクランボ、ザクロ、ブドウ、洋ナシ、モモ、アンズ、プルーン、パイナップルなどなど
多色石版画手彩色です
銅版画よりも鮮やかな色彩はフルーツに適しています
キッチンやダイニングにいかがですか?
商品の詳細ページはこちらです
ケイト・グリーナウェイ
- 2011.09.22 Thursday
- 09:36
ヴィクトリア時代のイラスト画で永遠人気のあるケイト・グリーナウェイの挿絵です
以前から展示会を中心に人気があります
小型で可憐なイラスト画です
こちらは、ずべて1878年に刊行された初版本からのイラストです
挿絵のページをマット加工してあります
初版本の特徴は、イラスト画が木版画であったことです
素朴な風合いは、現在刊行されているカラー印刷の挿絵と比較しても良く分かります
又、ほんのり色アセした紙が年月の経ったアンティークの独特なタッチを伝えます
ご自分用やプレゼントにいかがですか
商品の詳細ページはこちらです
本の修復
- 2011.09.20 Tuesday
- 09:43
上のように年月が経ち、摩擦などで布の装丁の本が分裂してしまった場合の補修です。
いつもお願しているイギリス人の方に補修を依頼しました。
約1ヶ月後・・・
こんなに丈夫になって戻りました。
これであと100年は、きれいな状態で保存できそうです。
皆様も修繕の必要のある本などございましたら、御連絡ください。
写真でいただけましたらお見積りをさせていただきます。
ワンダフル・キャラクターズ 25
- 2011.09.19 Monday
- 08:56
"THE BOOK OF WONDERFUL CHARACTERS"
『ワンダフル・キャラクターズ』1821年 ロンドン刊行
ヘンリー・ウィルソン&ジェームス・コールフィールド著
ジェフリー・ダンストン
1759年にある教会の玄関先に置き去りにされているのを発見されました。
彼が包まれていたマントが上質なものであったために、裕福な家の赤ちゃんだと想像されました。
両親についての情報は一切見つかりませんでした。
彼は、ロンドンのワークハウス(貧しい人々の住む地域)に育ち12歳になると八百屋に入りました。
彼は、その仕事が好きになれず、バーミングハムに逃げました。
そこで工場の職に就きました。
その後、ロンドンに戻ってきた時にある美しい女性に出会い、結婚しました。
2人の娘、ポリーとナンシーを授かりました。
妻はセント・ジェイルズ(ロンドンのゲットー)育ちでした。
彼はいつもとても汚いシャツを着て、胸のボタンをかけずに胸を開けてだらしない格好でした。
女性に会うと、顔にツバを吐きながら「さあ、とっとと仕事しろ!」と口癖のように怒鳴りちらしました。
1784年には、彼の住むガラット街(セント・ジャイルズ地域にある)の市長、メイヤー・オブ・ガラットになりました。
それは、全くにジョークでありその地域の人々が、地域一汚く、頭の悪い、あらくれ者の彼をまるでセレブのように皮肉で仕立てたのでした。
彼は、自らをサー・ジェフリー(ジェフリー伯爵)と名乗っていました。
当時の貴族や政治家をバカにして皮肉を込めたやり方でした。
彼の肖像画は、その地域のプリントショップに売られていました。彼の職業は、道を歩きながら古いカツラを売っていました。
当時ウィッグ(カツラ)という名前の政治家が実際にいたため、彼をまねて描かれていました。まるで政治家にように立ち、政治家のように主張していました。
実際に背の低いジェフリーは、イスに立ち政治家のように質問事項を発表しました。
「8月1日からウェストミンスターまで、どのくらいかかるのか?」など意味のないふざけた内容でした。
自分で家の紋章も作りました。そこには、4つのカツラとビールのジョッキーが描かれていました。
1797年に友人達とジェニパー(流行りのジン)を飲んでいた時に、飲みすぎで具合が悪くなり、友人の一人にウィル・バロー(ガーデニング用の滑車付きワゴン)で自宅まで運ばれ、数時間後に妻に看取られ死亡しました。
博物画から
- 2011.09.17 Saturday
- 09:15
同じく1911年パリ刊行のガルシア『Modes du Directoire - ファッション辞典』 からのファッション画です。
エレガントですね〜。
あれれ〜、胸毛でしょうか???
そんなはずないですよね。
歯磨き粉
- 2011.09.16 Friday
- 11:42
『薬用植物誌』タイトル: KRAMERIA TRIANDRA
クラメリア・トリアンドラ
チャーチル&スティーブンソン『薬用植物誌』
1834年-36年 ロンドン刊行
こちらの商品を御購入くださったお客様からとっても興味深い情報をいただきましたので、早速こちらでご紹介させていただきます。
このクラメリア・トリアンドラ
の成分の入った歯磨き粉をご愛用させれているそうです。
その商品とは、WELEDA マウスジェルだそうです。
(以下、WELEDAのサイトから)
口の中を健やかに保つ、歯ぐきのマッサージ用ジェルです。
マッサージをすることで、デリケートな歯ぐきを強化し、保護します。
歯ぐきが弱い方、入れ歯の方、乳歯の生え変わる時期のお子様にもおすすめします。心地よいクールな感触。
【配合成分】
水、エタノール、グリセリン、キサンタンガム、セージ葉エキス、カミツレ花エキス、クラメリアトリアンドラ根エキス、ミルラエキス、香料
商品のサイトです
http://www.weleda.jp/cgi-bin/product/pdt_dtl.cgi?id=104
WELEDAは、スイスで1921年に誕生し、自社農園での特別なオーガニック農法「バイオダイナミック有機栽培農法」でのこだわりの商品とあります。
私もこの歯磨き粉使ってみた〜い!!!
午後は早速、ナチュラルハウスに買いにいきます〜。