『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.31 Saturday
  • 09:42



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から



リスボン共謀者事件

1758年の処刑場面

スペインの支配下、パラグアイの領土について当時勢力を増していたキリスト教のイエズス会とスペイン王との陰謀劇の結末でした

19世紀のマナー本

  • 2011.12.30 Friday
  • 10:29






最悪テーブルマナーの例
料理にふりかかる、せきやあくび 
料理をかぶって好きなものを取るひと
テーブルで歯の掃除 など




ファッションの例
有名になりたい人 
変なファッションの人 
若い子ぶりっ子ファッションおばさん


会話のマナー
頭の中にあるたくさんの詩を書きとりるアシスタントにならないか?とある紳士をリクルート中
たった12シリングで
寝泊まりさせ、粗末なお食事つき!!


トーマス・ローランドソン画&木版画

『チェスターフィールド トラベスティ』  
チェスターフィールドでのイベントとマナー本

というタイトルですが、パロディですので悪いマナーを紹介しているブラックユーモアの本です

1808年ロンドン刊行


その他、紳士のマナーとして

パーティ中に、

人の話し中にうたた寝する

うたた寝は、していないと主張すること

かつらで顔の大半を隠す、うたた寝する紳士

外国語を一人でしゃべくるパーティ客

会話の途中であくびして、話しの最初は何だったかと聞く

もし、息が臭い場合、より話し相手に近寄ること

バートロジー 2

  • 2011.12.29 Thursday
  • 09:08






















昨日ご紹介したフランチェスコ・バートロジーの点刻銅版画(ステップル・エングレーヴィング)です

イギリス人がギリシャ、ローマ地域から持ち帰った遺跡を描いています

このマーブルとは、小さい遺跡だけでなく建築物の装飾部分などの大型のものもあります

その代表的なものにエルギン(Elgin marbles)卿がロンドンに持ち去り、博物館に収められているものがあります

ギリシャ政府からの返却要請が続いています


古代ギリシャ、ローマの神々や美しい女性が描かれています

たいへん緻密な版画です

バートロジー 1

  • 2011.12.28 Wednesday
  • 09:11



点刻銅版画の名手

フランチェスコ・バートロジー
(フランチェスコ・バルトロッツィ)

Francesco Bartolozzi (1725年-1815年)

彼は、イタリア人銅版画家
ロンドンで活躍しました

フィレンチェで生まれ

金、銀職人である父親の職業を継ぐ運命ではありましたが、絵画に魅了されベニスで彫刻家を目指しました。

その技術を賞賛されその後ローマに移りました。

そこでは、彫刻でフラスコ画を完成させました。

1764年にロンドンに移り、その後の約40年を過ごしました。

「国王への彫刻師」に任命され1768年の王立美術院の創立メンバーに選ばれました。

ルドゥーテは、ロンドンで彼に技術を学び、フランスでその技術は継承され見事な作品がうまれました




天使、キューピット

  • 2011.12.27 Tuesday
  • 09:02




キューピット続きで

かわいらしいキューピットの図譜を見つけました

銅版画手彩色で1790年代ロンドン刊行です

ボクシングデー

  • 2011.12.26 Monday
  • 08:30


今日は、12月26日 ボクシングデーですね

古くは、年に数回のお屋敷の住み込み労働者達の休暇日だったそうです

クリスマスで忙しく働いた翌日、御馳走の残りものやケーキケーキ、おこずかいや使用人からのプレゼントを箱プレゼントにいれていただき、家族にもとに帰ったそうです

以前にバースのファッションミュージアムに行ったときのこと

古い絹の下着には、持ち主であった女性の手紙がついていました

ボクシングデーに使用人の夫人からお古をいただいたとありました

その手紙の内容は、ありがたさと言うよりも薄汚れた肌着に不快感むきだしでした

メリークリスマス!

  • 2011.12.25 Sunday
  • 09:12



メリークリスマスゆき

皆様いかがお過ごしですか?

今年はいろいろたいへんなこともたくさんありましたが、楽しいクリスマスをお過ごしください。

では、又明日〜

天使、キューピットの本 3

  • 2011.12.24 Saturday
  • 09:17








こちらは、昨日からの続き、キューピットの本の1873年アメリカ刊行版です

ロンドンで人気だった本はアメリカに渡りよりファンを増やしていきました

当時人気本でロンドンの他にアメリカでも重版されました

アメリカ版は、図譜が点刻銅版画の図譜は、石版画に代わりました

天使、キューピットの本 2

  • 2011.12.23 Friday
  • 09:36












昨日ご紹介した1870年ロンドン刊行の第二出版と同時期に刊行された本です

すばらしい点刻銅版画(スティップル・エングレーヴィング)です

イギリス王、ジョージ?世の娘、エリザベス皇女の絵です。長い間、お城に幽閉されていた皇女が、キューピットに託し、乙女の憧れの気持ちを込めているそうです

天使、キューピットの本 1

  • 2011.12.22 Thursday
  • 08:51
1点づつで商品ページで販売しているキューピット画(ローマの愛の神様)の貴重な本です















この本は、
英国の皇女によって描かれた非常にレアな銅版画図譜のシリーズ『キューピッドの誕生と勝利』(1795年)フォリオサイズ版
の第二出版(1820年ロンドン刊行)オクターヴォサイズ版です

フォリオサイズ版1795年刊行の初版版の版画は1枚ずつになって商品ページで紹介中です


そのオリジナルの絵は、
皇女様自らが黒い紙の切り形作ったシルエット画をもとにトンプキンズ(バートロジーの弟子)によって点刻銅版画にされ刊行されました

1807年作成 エリザベス皇女によるシルエット画


天使画の中でも最も崇高な本格的図譜の登場です。

Princess Elizabeth "The Birth and Triumph of Cupid" 1795年

キューピット画(ローマの愛の神様)  
点刻銅版画(スティップル・エングレーヴィング)

刊行当時あえて名前は、伏せてありますが、この非常にチャーミングな図譜はエリザベス皇女の作品です。

エリザベス皇女は、「狂気の王」と呼ばれたジョージ3世の3番目の娘でした。

姉妹達と同様に、厳密な規律励行者母親、シャーロット女王によって育てられました。生涯を通じて詩を読み書きし、水彩画を描き、ペルトロ・ウィリアム・トムキンズを師に絵画や版画の勉強をしました。

1808年に、38歳の皇女が語ります、「私の人生は、植物人間のような20年間でした、この生活は、これからも継続されることでしょう」と王家の宿命的な束縛生活を象徴しています。

『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.21 Wednesday
  • 08:59



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から





ジョージ・アレクサンダー・グラトン

カリブ海のセント・ビンセント島のイギリス人所有のプレンテーション農家に生まれました

黒人ですが、体中に白色のシミがある病気でした

彼は、流行りの見世物小屋に展示されました

『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.20 Tuesday
  • 07:44



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から





火薬陰謀事件(Gunpowder Plot)の様子です

1605年にイングランドで発覚した政府転覆未遂事件です

イングランド国教会優遇政策の下で弾圧されていたカトリック教徒のうちの過激派によって計画されたものであるとされてきました

首謀者はロバート・ケイツビー、実行責任者はガイ・フォークス

上院議場の地下に仕掛けた大量の火薬 (gunpowder) を用いて、1605年11月5日の開院式に出席する国王ジェームズ1世らを爆殺する陰謀 (plot) を企てたが、実行直前に露見して失敗に終わりました

これにちなんだ祭事が毎年イギリス各地で開催されているそうです

『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.19 Monday
  • 08:48



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から




アンジェリーク-ニコールカルリエ・ティッケット夫人の処刑場面

彼女は、1699年に夫暗殺の実刑を受けて公開処刑されました

この事件は、拷問の歴史と過去数世紀にわたっての公開処刑の象徴とも言われています

彼女の終焉は、崇高で優雅に耐えた拷問と処刑でした

道徳的に腐敗した社会における婚姻に関する見せしめ的な扱いでもあったそうです


『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.18 Sunday
  • 08:58



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から





アイザック・ドリスラウス
Isaac Dorislaus,1595年-1649年

暗殺事件の現場です

オランダのデンハーグで当時敵対していたチャールズ1世の支持勢力やカトリック派などのイギリス人による暗殺でした


『好奇心のキャビネット』

  • 2011.12.17 Saturday
  • 09:28



『CABINET OF CURIOSTIES キャビネット・オブ・キュリオスティーズ』
1836年ニューヨーク刊行から




自動チェスマシ〜ンの登場です

対戦相手を探す必要もなく、気軽?にゲームできますね

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