博物画図譜から

  • 2012.11.30 Friday
  • 09:04


Hindu penitents on a wooden rocker, burning themselves with coal, and rolling on the ground for 30 miles.




こちらは、古代インドのヒンドゥー宗教儀式の数々です

左下は、片手に燃え盛る火のトレイを持ち続ける男・・・

右下は、30マイル(50キロ)をごろごろと道に横たわりながら転がり続ける男・・・

中心は、片方のロープで上げたり下げたり回したりされても上空でひたすら耐える男・・・


苦行ですね〜〜




本の装丁修理

  • 2012.11.29 Thursday
  • 09:14
今日は、本の装丁の修理についてご紹介します

イギリス在住で特に革の装丁を得意としている方の手によるものです

約1ヶ月で、2冊の本が美しくよみがえって戻ってきました〜

1) 『フローラ・コンスピクア - Flora Conspicua』リチャード・モリス著
   銅版画手彩色図譜60図入


2) 『50図のグリーンハウスの植物 - Fifty Plates of Greenhouse Plants』
   ヘンリエッタ・モリアーティー著
   銅版画手彩色図譜50図入

どちらも入手困難なレア本です



もともと紙製のボードとマーブル紙の装丁のため、長年の本の開け閉めで背表紙がボロボロです


中は、ひじょうにきれいですが・・・




もう一冊の同様で総紙の装丁だったためダメージがひどくなっています




装丁の修理後は・・・・

ベージュ色の総革にしました


金の文字が輝いています


内表紙は、クラシックな茶色の手作りマーブル紙を使用



こんなに美しくなりました〜この先100年は保存できます!!

ウィリアム・バクスター

  • 2012.11.28 Wednesday
  • 09:01

鮮やかなアザミ類や・・・・


可憐なアスター、タンポポなどや・・・


野生のランや豪華なランもあります〜


HPに人気のあるバクスターの植物図譜の追加商品を載せました

売れ切れ続出でしたが・・・現在のHPにある商品は、今のところ全部の在庫があります

繊細な描写で素朴な植物画は、ロンドンのボタニカルアートの代表です




『ブリティッシュ・フェノゲマス・ボタニー』ウィリアム・バクスター著

有名な植物画家アイザック・ラッセル氏、C・マシューズ氏、G・ ハレル氏、W・デラモット氏、ソーンダーズ女史、イザベル・クラーク女史などの絵による。
手彩色はバックスターの実の娘達によるものです。
銅版画はW・ウィリス氏の作製です。


ウィリアム・バックスター
(1788年-1871年)
は1813年から1854年まで、英国オックスフォード・ボタニック・ガーデンでキューレター(学術員)を務めました。
その間に、同所に図書館を開設しました。
著書には、「ブリティッシュ・フェノゲマス・ボタニー」(1834年-1843年ロンドン刊行 509図の図譜を含む)がある。
細密な植物図譜と詳細な記録と情報は、 植物学に多大な影響を与えました。


商品詳細ページはこちらですnextURL

博物画図譜から

  • 2012.11.27 Tuesday
  • 08:42


Duels between Botocudo tribesmen, Brazil, 19th century.



19世紀のブラジル

ブラジルの先住民族ボトクード族

民族間での決闘です

博物画図譜から

  • 2012.11.26 Monday
  • 10:08




Natives harvesting turtle eggs from the banks of the Orinoko, Venezuela.



南米ベネズエラのオリノコの川辺にて

現地の人々が海カメの卵を収穫しています

博物画図譜から

  • 2012.11.25 Sunday
  • 08:51



Steller's sea cow, Hydrodamalis gigas, a large marine mammal hunted to extinction in the mid 18th century.


こちらは、ベーリング海のアジア沿岸近くで見つかった
ステラーカイギュウ 大型海牛目

(ラテン語名 ハイドロマラリス・ギガス - Hydrodamalis gigas)

18 世紀半ばの大型海洋哺乳類の大捕獲によって完全に絶滅しました

その肉や皮は利用価値が高たったことでしょう・・・

24日まで・・・

  • 2012.11.18 Sunday
  • 06:25
本日から24日(土)まで出張のため、こちらのブログは更新できません、毎日更新するのを楽しみにしているのですが、誠に申し訳ありません。

又24日(土)から宜しくお願いいたします〜〜〜〜

クラシックカーの版画

  • 2012.11.17 Saturday
  • 10:59









1950年代〜1960年代 ドイツ刊行
多色石版画(クロモリトグラフ)&カラー図譜

オペル、メルセデスベンツなどなど



クラシックカーファンへのクリスマスプレゼントにいかかでしょうか?

カラフルな額がおすすめです〜〜


商品詳細ページはこちらですnextURL

博物画から

  • 2012.11.16 Friday
  • 08:48
昨日ご紹介したジョルジョ・ブフォン伯の本の中に1枚だけ、めずらしいかわった図がありました〜

それはなんと生まれる前の胎児(猿)の図でした〜〜
FOETUSとあります







『ブフォン完全版』 四足動物編(猿と犬)
博物学者ジョルジョ・ブフォン伯の博物学の中でも猿類と犬類を網羅しています
1789年 パリ刊行  
商品詳細ページはこちらですnextURL

博物学の本

  • 2012.11.15 Thursday
  • 08:29
フランス、ドイツの博物学の本3冊をHPに追加しました〜



『ブフォン完全版』 四足動物編(猿と犬)
博物学者ジョルジョ・ブフォン伯の博物学の中でも猿類と犬類を網羅しています
1789年 パリ刊行  ¥35,000
商品詳細ページはこちらですnextURL




『一般的な動物学』 ジョージ・ショー著&画
1802年ロンドン刊行 爬虫類編 手彩色銅版画84図入 ¥60,000
商品詳細ページはこちらですnextURL



『家族のためのブフォンの書』
博物学者ジョルジョ・ブフォン伯の博物学を解説
1836年 ドイツ刊行 第5巻目 手彩色銅版画 79図入 ¥60,000
商品詳細ページはこちらですnextURL



博物画ファンへ〜本格図譜満載です〜〜

パリの生活

  • 2012.11.14 Wednesday
  • 08:30
"LIFE IN PARIS" 1822年 ロンドン刊行

『パリの生活 - ディック・ワイルドファイアーのパリ散歩、バカ騒ぎと愛』
スクワイアー・ジェンキンズとキャプテン・オーシャフリトンとともに

デイヴィッド・キャリー著
ジョージ・クルックシャンク画(手彩色銅版画)

人気風刺画家による独特の画風と当時の生活の様子を詳細にレポートしています







ディック・ワイルドファイアーとジェンキンズが劇場に来ています

こちらは、演劇等の劇場ではなく、庶民的なカフェで食事しながら曲芸やサーカスが観賞できる『カフェ・デ・ラ・パ(平和のカフェ)』という場所です


兵士や労働者など一般のパリ市民でにぎわっています


絵の中央では
ジェンキンズは疲れたのか居眠り中、ディック・ワイルドファイアーは隣の美人に声をかけています


この劇場は、パレ・ロワイヤルにあり1800年代初期にカフェに変わりました

一階席がテーブルと椅子と入れ替えられる間にコメディや、綱渡り、パントマイムなどで有名なヴォードビル劇場になりました。


この時代のガイドブックには
「この群衆の中で品の良い人種を探そうと思うことじたいが無駄である」と記述があります

噴水の図譜

  • 2012.11.13 Tuesday
  • 08:29
建築ファンへ素敵な噴水の銅版画はいかがしょうか?



ゲオルク・アンドレアス・ボックレン

ドイツの建築家、エンジニアで作家
ニュルンベルクで油圧式建築の分野の専門家の建築家でした

この『最新建築の奇書』は、1664年に4巻本で刊行した彼の代表作です

噴水等の建築物は、実在のものと架空の建築デザインを含み、200図の銅版画図譜入りです
最初の3巻については、庭の噴水、噴射口など流体力学の理論と応用を解説しています
第4番目は、ヨーロッパの宮殿の景観を含む洞窟や庭園のパビリオンや建築デザインのためのデザイン図が含まれています



シックな空間作りに〜

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ジョン・グールド

  • 2012.11.12 Monday
  • 08:16






博物画の至宝
『ハチドリ科の鳥類』です

繊細で美しい〜〜


ジョン・グールド
(1804年 – 1881年)
英国の鳥類学者で鳥類図鑑刊行者。
鳥に関するいくつかの研究論文を発表しました。

妻の助けを借りて作成した図譜とで経済的にも成功した数少ない博物書の刊行者。

妻エリザベス・グールドの他にもエドワード・リア、ヘンリー・コンスタンティン・リヒター、ジョセフ・オオカミ、ウィリアム・マシュー・ハートらが絵師として参加。

彼はオーストラリアの鳥研究の父とされ、オーストラリアのグールド連盟は彼の名をとって設立されました。

現在「ダーウィンフィンチ」と呼ばれる鳥は、彼の識別により、自然の生態において進化されたダーウィンの理論を初めて立証するという一役を担いました。

グールドの業績は、チャールズ・ダーウィンの本(種の起源)で立証されています。




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販売会 at 梅ヶ丘(東京、世田谷区梅ヶ丘)・・その2

  • 2012.11.11 Sunday
  • 20:43



お手頃価格で小型のボタニカルアートです


帽子やアクササリー、手縫いの革小物


オーダーできる帽子やサンドブラストです
どれも一点ものの心のこもった商品ばかり・・・・


場所は〜

小田急線梅ヶ丘駅 北口 1分の旧パンの笛(旧レストラン)1階で友人達とのセレクトショップ

残りは今日と明日の12日(月)までの限定です





文化祭的なアットホームな展示会です






お近くの方は、ぜひお立ちよりください〜


見るプログで見たをお伝えいただきましたらホットコーヒーコーヒー&紅茶のサービスあります




期間:2013年11月10日(土)〜11月12日(月)
午後13:00〜午後19:00 期間中休みなし 

場所:東京都世田谷区梅丘1丁目34−3 1F パンの笛(旧レストランディナー
地図見る


小田急線梅が丘駅北口下車 徒歩1分 駅北口すぐ左斜め前の前です。



オランダの花の図譜

  • 2012.11.10 Saturday
  • 09:02



額入『オランダの花のアレンジメント』 

ネダーランドゥシュ・ブルームワーク著
1794年 アムステルダム J・B・エルウィ社刊行

最も魅力的なオランダの花々を描いた書です

刊行時の購入顧客者リストには、66名のみの限定刊行とあります

53図の花々についての記述は、当時の花の市場価格や冬季の間の花の処置方法などの役立つアドバイスなどの内容です

図譜については、各花が単独で描写されるか、小さなグループになって描かれています

球根類も多く ― 例えばオランダの代表的な花であるチューリップ(6図)、ユリ、クロッカス、ヒアシンス、スイセンならびにバラ、アツバサクラソウ、アネモネ、カーネーションとヘリボールなど ― があります

大部分の図譜には、その花に寄生する蝶類、毛虫、カブトムシなどの昆虫類を含んでいます

銅版画を作製したアーティストは、不詳です

唯一、タイトルページの花束の上にだけあるサインは、ブラッセルとあります

彼は銅版作製者のポール・セオドーア・バン・ブラッセル(1754年-1795年)(オランダ人植物画家)のものであると考えられます

又、内30図の図譜については、有名なフランス人のアーティスト、ニコラス・ロバート(1614年-1685年)の画風が見えるため、ニコラス・ロバート画の可能性もあります

著者のネダーランドゥシュ・ブルームワークは、チューリップ類、ヒアシンス類についての代表的な研究者であり18世紀の終わりにオランダで、アツバサクラソウの苗木栽培業者であり開発者、一般化させた人物です

同時に彼は、1世紀半もの間のチューリップの流行した黄金時代を象徴した庭師であり画家として象徴的な存在でした




商品詳細ページはこちらですnextURL




黒色系でシックでクラシック調なイギリスマット入りです

額なし(額代金引き)でも販売していますのでお問い合わせください

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